ステップメールとは、登録した人に、あらかじめ決めた順番と間隔でメールを自動で届ける仕組みのことです。登録した日を起点に、1日目にはあいさつ、3日目には事例、7日目には相談の案内というように、誰が登録しても同じ流れが届きます。

一度作れば、その後は登録があるたびに自動で動く。当社はこれを「24時間、疲れずに案内を続けてくれる担当者」と呼んでいます。

FIG 01 / 配信の種類一斉配信と、ステップ配信の違い一斉配信△送る側のタイミングで全員に届く△「今月のお知らせ」に向く△登録が遅い人は、最初の話を読めない△毎回、手で書いて送るステップ配信◎登録日を起点に、決めた順番で届く◎「最初に知ってほしいこと」に向く◎誰が登録しても同じ流れが届く◎一度作れば自動で動き続けるVSPROGRESS
図1登録直後の数日はステップ配信、その後は一斉配信に合流する形が基本。

なぜ「登録後の7日間」なのか

メールがいちばん開かれるのは、登録した直後です。登録した瞬間の関心を100とすると、関心は日を追うごとに下がっていきます。

FIG 02 / 7日間の理由なぜ7日間か。関心は登録直後が最も高い登録した瞬間関心は100。いちばん開かれる時期で、日ごとに下がっていくDAY 1-6考え方を伝える関心が高いうちに読まれる。6日間で考え方を伝えるDAY 7相談を案内する登録日と同じ曜日。また時間に余裕がある可能性が高い1 MONTH LATER1か月後に案内する登録したこと自体を忘れられている。案内は1〜2週間以内にPROGRESS
図2関心がいちばん高い7日間で伝え、同じ曜日に案内する。

だから最初の案内は、登録から1〜2週間以内に届いていなければなりません。相談を案内するのが1か月後では、登録したこと自体を忘れられています。

7日という長さにも理由があります。登録した曜日は、その人が時間に余裕のあった曜日です。1週間後の同じ曜日は、また余裕がある可能性が高い。

だから多くの場合、6日間で考え方を伝え、7日目に相談を案内する形がいちばん自然に動きます。

ステップメールの役割は、価値観を「膨らませる」こと

登録した人は、まだ相談する気になっていません。情報が欲しくて登録しただけで、「この会社に頼もう」とは思っていない。そこで必要なのが、教育と呼んでいる工程です。

教育といっても、こちらの考えを押しつけて価値観を「変える」のではありません。その人がもともと持っている「良くなりたい」という気持ちを、読むたびに少しずつ「膨らませる」のが教育です。

膨らませる順番は決まっています。

  1. この会社は信用できると分かってもらう
  2. どうなれるかというゴールを共有する
  3. いまのままではゴールに届かない理由に気づいてもらい、それを越える手段がこれだと伝える
  4. 動くなら今だと背中を押す

この順番を6通に分けて届けると、7日目の案内が「売り込み」ではなく「待っていた提案」に変わります。

FIG 03 / 6つの教育相談につなげるために、価値観を膨らませる順番順番何を膨らませるかメールに書くこと相談への効き方1 信用この会社は信用できる実績・自己開示・無料の価値提供以降のメールが真剣に読まれる2 目的どうなれるか理想の状態を具体的な生活の絵で読む理由が生まれる3 問題点いまのままでは届かない本当の壁を名指しし、越えられると示す解決したい気持ちが動く4 手段越える手段はこれ他の選択肢との比較、選ぶ基準自社が候補の中心になる5 投資良いものには払う価値があるケチって損した話・払って伸びた話料金の話が通る6 行動動くなら今動いた人と動かなかった人の差相談の申し込みに進むPROGRESS
図36つの教育は順番が命。飛ばした段階で、人は止まる。

登録後7日間の設計図

当社が設計するときの基本の形を示します。

  • 1日目は、登録のお礼と、誰が書いていて、これから何が届くかの予告
  • 2日目は、なぜこの仕事をしているかという人となりの話で、情報より先にこれを届ける
  • 3日目は、登録した人が抱えていそうな悩みを一つ取り上げ、どう考えれば整理できるかを示す
  • 4日目は、同じ状況だった人がどう変わったかの事例
  • 5日目は、料金や流れなど、相談の直前に必ず気になることへの答え
  • 7日目に、相談の案内を一つだけ置く
FIG 04 / 7日間登録後7日間の設計図DAY 1お礼と予告誰が書き、何が届くかDAY 2なぜこの仕事か人となりを先に(信用)DAY 3悩みの整理壁に気づく(問題点)DAY 4実際の事例越えられると分かる(手段)DAY 5料金と流れ直前の不安に答える(投資)DAY 7相談の案内出口は一つ(行動)PROGRESS
図46日間で考え方を伝え、7日目に相談を一つだけ案内する。

大切なのは、1通ごとに役割を人に説明できる状態にしておくことです。「この通は信用のため」「この通は問題に気づいてもらうため」と言えない通は、削ったほうが結果は良くなります。

売れないステップメールに共通すること

反対に、届いても相談につながらないステップメールには共通点があります。いちばん多いのは、手順書になっていることです。

「今日は〇〇の設定をしましょう」という作業の説明だけが続くメールは、読む側の気持ちが動きません。だから、どれだけ丁寧でも相談にはつながりません。

価値の提供とは、ノウハウを渡すことだけではなく、不安が減る、希望が湧く、新しい視点が得られることも含みます。

次に多いのが、教育を飛ばしていきなり「お知らせです」と案内を送ること。

それから、1通に3つも4つも話を詰め込むこと。1通には1つのメッセージと1つのエピソードだけを入れ、力を注ぐのは件名と冒頭の150〜300文字です。読み手は「みなさん」ではなく、たった一人を思い浮かべて書きます。

FIG 05 / 配信前チェック売れないステップメールを避ける7項目手順書(作業の説明だけ)になっていない教育を飛ばして、いきなり案内していない1通に1つのメッセージと1つのエピソード件名と冒頭150〜300文字に力を入れた「みなさん」ではなく、たった一人に書いた出口は7日間を通して一つ相談に進んだ人には配信を止める設定があるPROGRESS
図57つのうち一つでも欠けると、届いても相談につながらない。

先に手で送って、反応があったものを組み込む

ステップメールは、最初から完成形を組もうとすると失敗します。おすすめは、まず一斉配信で何通か送ってみて、返信や相談につながった内容を、あとからステップメールに組み込む順番です。

反応が確かめられた文章だけが自動化されるので、仕組みが動き始めたときの成約率が違います。作るときに手間はかかりますが、一度組めば、登録があるたびに同じ品質で会社の考え方と相談の流れが届き続けます。