店舗やサービスのサイトは、訪問の大半がスマホからです。パソコンで作って、パソコンで確認して、パソコンで「きれいにできた」と満足しているサイトがあります。
そのサイトは、お客様が実際に見ている画面と違うものを見ています。当社の考えは明確で、パソコンの表示は後回しにしてよいくらい、スマホの表示に寄せるべきです。
Googleもサイトの評価にスマホ版の内容を使う仕組みに移行していて、スマホでの見え方は検索順位にも関わります。
この記事では、スマホ表示の最適化ができているかを、自分のスマホで今すぐ確認できる10項目にまとめました。
確認の前に:お客様と同じ経路で開く
確認は、社内のパソコンではなく、自分のスマホで行ってください。できれば社内のWi-Fiを切って、携帯回線で開きます。
そして、トップページから開くのではなく、お客様と同じ経路をたどります。検索してから開く、地図から開く、SNSのリンクから開く、という経路です。表示速度も、着地するページも、経路によって変わるからです。
お客様は3秒で「自分のための場所か」を判断します。その3秒を、お客様と同じ条件で体験してください。
出口に直結する4項目
最初の4項目は、予約や問い合わせに直接関わるものです。
電話番号をタップしたら電話アプリが開くか。番号がただの文字として置かれていて、タップしても何も起きないサイトは意外に多いです。
画面の下に、出口のボタンが常に見えているか。読み進めている途中で「予約したい」と思ったとき、ボタンを探して上下にスクロールさせてはいけません。
フォームはスマホで入力しやすいか。入力欄が小さい、項目が多い、電話番号の欄で文字のキーボードが出る、といった細かい点で、送信の直前に離れる人が出ます。
住所をタップしたら地図アプリで道順が出るか。来店直前のお客様がいちばん使う機能です。
読み続けてもらうための3項目
次の3項目は、読み続けてもらうためのものです。
本文の文字が拡大しなくても読めるか。目安として16ピクセル相当の大きさがあると読みやすくなります。
ボタンが親指で押せる大きさと間隔か。隣のリンクと近すぎて押し間違える状態は、そのまま機会損失です。
そして、開いた瞬間に画面全体を覆うポップアップが出ていないか。閉じるボタンが小さい案内は、読む前に帰る理由になり、Googleもスマホで内容を覆う表示を好ましく評価しません。
印象を整える3項目
残りの3項目は、印象と使いやすさです。
横にスクロールしないか。はみ出す部分や画面より広い画像は、作りが古い印象を与え、信頼を下げます。
画像が切れていないか、重すぎないか。パソコン用の横長の画像をそのまま使うと、スマホでは肝心な部分が切れます。
三本線のメニューが開き、目的のページへ行けるか。開いても項目が多すぎて迷うなら、減らします。
直す優先順位
10項目すべてを一度に直す必要はありません。問い合わせや予約に直結する順に手をつけます。
最優先は電話のタップ発信、固定ボタン、フォーム、地図の4つで、出口に直接関わる項目です。次に文字の大きさ、ボタンの大きさ、ポップアップの3つ。その後に、横スクロール、画像、メニューを整えます。
上流から直すのは、サイト全体の考え方と同じです。出口に近い場所の穴をふさぐと、同じ訪問数のまま問い合わせが増えます。
月に一度、自分のスマホで見る
スマホ表示は、一度直せば終わりではありません。記事を追加したり、お知らせを載せたりするたびに、崩れる可能性があります。
月に一度、自分のスマホで、お客様と同じ経路でサイトを開いて、この10項目を眺めてください。数分で済む確認ですが、取りこぼしを防ぐ効果は大きいものです。
